エネルギー&オートメーション
制御および状態監視用インテグレーテッドトランスデューサー
従来のプロセス制御は温度、圧力、トルク、位置などのパラメータのモニタリングと調整を意味していますが、これらのパラメータを直接的に測定することは非効率でありまた不正確でもあります。負荷の入力電流の測定を行なえば電流値だけというよりもずっと多くの情報を得ることができ、また数多くの利点がもたらされます:
- 速さ- – 負荷の変化が即座に検出され、これにより装置の故障を防止しプロセスの中断を回避することができます。
- 使いやすさ – · 無接触型の電流変換器またはスイッチは、パチンとケーブルにはめるだけで取り付けが可能で、面倒なブラケットへのねじ止めや溶接をする必要がありません。さらにこの電流変換器はコントロールパネルに設置して(複雑な配線は不要)、苛酷な環境でしばしば使用される機器を遠隔モニタすることができます。特に電源内蔵スプリット・コアタイプの電流変換器は、取り付けおよび使用が非常に簡単で、既設の設備に運転停止をさせることなく追加設置することが可能です。
- 信頼性- – 半導体素子使用のトランスデューサーは電気機械的機器よりも堅牢で、保守が不要です。
- コスト節減- – 素早く容易に設置が可能なことと長期にわたる信頼性によりコストの削減ができます。
要求される水準の安全性、品質、信頼性および動作効率を達成するのに電気パラメータを正確に測定し制御するプロセスオートメ-ション・状態監視用途が増加しています。LEMのインテグレーテッドトランスデューサーは、あらゆる種類のAC・DC電流・電圧信号を測定すると同時に、これらの信号処理も行って素早く高信頼の反応を保証するために必要な追加情報を提供します。
電気的トランスデューサーをコントロールパネルやモーター駆動装置に設置することにより、種々様々な電気機械的設備の状態を監視したり、種々雑多なパタメータを調整したり、故障のアラームを発したりあるいはバックアップシステムを自動的に起動したりすることが可能になります。
LEMのインテグレーテッドトランスデューサーは数多くの最新式の産業用監視・オートメ-ションシステムの心臓部に採用されています:
- 安全運転および人員保護
- 人員保護は電源リード線に地絡検出センサーを設置することによって行なわれます。
- 煙突、塔および空港の滑走路の安全灯の保守には特に恒常的なモニタリングが必要です。コントロールパネルにおける電流変動の測定は、フォトセルに基づく従来の方法に比べてより実行が容易で信頼性が高いです。
- プロセス制御(監視およびオートメ-ション)
- 製品品質を保証するための射出成形用金型成形機の工業用電気ヒーターの電流モニタリング。
- 自動車産業で使用される電気浸清塗装システムにおける均一な塗り厚の保証および製造中の塗料の化学的品質の調整のための陽極電流の測定
- 金属表面処理のための電気めっき工程における電流測定
- ガラス産業における溶解炉の消費電流を長期間にわたり特定の温度勾配を得るために測定。
- 化学工業における電気分解の応用による化学原料の製造のための電流モニタリング
- ·保守作業(状態監視)
- 電動ポンプがオーバーヒートあるいはブロックする前にその性能が低下しつつあるかどうか(例えばポンプジャムや吸引ロス)を検出することは可能
- 工具、例えば切削工具の切れ味が悪くなり研磨あるいは交換をするべきであるという兆候が示されれば、早期の(そしてコスト効率の悪い)交換、品質の問題そして損傷でさえも防ぐことが可能となる。モータに過大な電流が流れているかどうかを判定するために電流変換器を工具に取り付けることによってこのような兆候を知ることができます。
- 施設およびインフラの管理
- 暖房、換気および空調システムあるいは高圧エア系統においては、エアフィルターの汚れの度合いは、ファンの駆動装置が消費する電流量から早期に判定することが可能です。
- データウェアハウスや電気通信システムのような大型の設備においては、充電および放電電流(最大200 A)そして漏れ電流(最大10 mA)を測定することによりバッテリーの状態をモニタします。
- 鉄筋コンクリート建造物、橋梁、パイプラインまたは高圧送電用鉄塔の防食装置の有効性をモニタするために陰極防蝕電流を測定する。
- バイオガス発生プラントにおいて原料運搬に使用されるワームギア駆動装置の消費電流を測定することによって閉塞の発生を防止する。
- エネルギーの生産および消費
- DC電源またはソーラーパネルのモニタリング
- 風力発電プラントにおいて安全運転を保証するために、ローターブレードオフセット用駆動装置をモニタする。
- サイトのエネルギーサブメータリングによりエネルギー利用効率を改善し、環境への影響とともに電気料金を低減させることが可能。

